まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は4歳と8歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

365 give

 

「そうだ!弁護士になろう!」

と、

自分の心からの想いとして はじめて出てきたのは

高校生のとき 帰りの電車の中でだった。

 

乗り換えなしで

1時間近く電車に乗り続けなければならないほどの遠い距離を

毎日 電車に揺られて通学していた。

家から学校までのあいだ 幾つもある停車駅のなかに、

新幹線に乗り換えるための駅もあった。

 

 

受験が迫っていたある日、

塾の帰りに乗った夜の電車で座っていた

2人がけの隣の席に

50代くらいの男性がいらっしゃった。

 

英単語を必死に覚えていると その男性が

「受験生? 勉強 頑張ってね。」

と言ってくださった。

「はい。ありがとうございます。」と答えると、

「あなたの未来は明るい。

懸命に努力して 夢を叶えてくださいね。

僕みたいになったら だめですよ。

応援しています。」

と励ましの言葉をいただいた。

 

話を聞くと、その男性は これから新幹線に乗りかえて 東京に行くという。

ホームレスになりにいく、と。

会社が倒産し、家族ともうまくいかなくなり、

妻と離婚し こどもとも離れてしまったので、

もうホームレス生活をするしかないと思い至り、

今から東京に向かうのだと。

順風満帆だったころの話や、

それからどうして

こんなことになってしまったのかを

穏やかに 静かに 話してくださった。

 

新幹線に乗り換えるために 電車を降りるとき、

その方は私を真っ直ぐにみて

「幸せになってくださいね。」と

笑って去っていかれた。

 

 

その男性が 

ホームを降りて階段を上がっていく後ろ姿をみていたら、

涙が出てきて 同時に  両手をぐっと握りしめていた。

悔しくて仕方なかったのである。

大変な境遇に身を置かれながらも

私の幸せを願ってくださった あの方に

何一つ してさしあげることができない

自分の力の無さが 情けなくて仕方なかった。

 

どうしたら力になれる?

 

その時生まれた 自分への問いと その答えは、

以来ずっと 形を変えながらも自分の心のなかに

あり続けているのだけれど、

当時 高校生の私が出した答えは

「弁護士になって、お金を稼いで、

働きたくても働けないひとの助けになるような

仕組みを作るために そのお金を使う。」

だった。

 

弁護士=お金持ち という発想が

なんとも短絡的で可愛らしいなぁと

当時をふりかえると同時に、

自分が持つ力を最大化して役立てることは、

なにもそんなに遠い未来の自分に期待する方法をとらなくとも 

いますぐ その時々に可能なのにね、

と今の自分は思うのである。

 

 

この冬休み。

短い期間ではあるけれど、わが家では

こどもたちと一緒に 取り組んでみよう!と

決めたことが ひとつある。

 

《365 give》というチャレンジである。

いちにち、ひとつ。

ほんとうに ちいさなこと、今の自分にできることを行い、

だれかの なにかの 力になる。自分を役立てる。

それを実践する。という取り組みである。

 

 

あの日、高校生の自分が決意した場所には

今の自分はまだ到達していないけれど、

自分の持ち得る力を最大化して 役立てることは

いついかなるときも できるはず。

 

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