まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は4歳と8歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

良き勉強法は自分の中から生まれる。

 

自宅のお手洗いに 立てこもったことがある。

ぷりぷり憤慨しながら、

どうしようもない悔しさと向き合っていた。

 

大学三回生のときのこと。

ロースクール入試に向けて日々勉強を重ねていた。

大学の准教授かなにかをしている方の

個別指導を受講するほど真剣に取り組んでいた。

自分が在籍していたのが経済学部だったため

周りの友達は 次々と企業から内定をもらい

将来進む道が確定していくなかで、

自分は適性試験で良い結果を出さないと

就職せざるを得ない、または浪人、

というプレッシャーを抱えて過ごしていた。

 

そんなある日。

当時彼氏であった夫と ゲーム感覚で

ロースクールの適性試験の問題を

どっちが早くとけるか、競ってみよう♬という話になった。

適性試験は公務員試験の判断推理や数的処理によく似ていて、

論理的思考力や処理能力を問うものである。

 

当然、個別指導を受けて 勉強を積み重ねて

がんばって準備してきたのだから

自分のほうが 遥かに良くできると思っていた。

それなのに…

なんとまぁ 夫の圧勝だったのである。

自分がうんうん問題と対峙して悩んでいる隣で、

夫は御構いなしに 適性試験の問題を

さっくさく解き進めていくのである。

もちろん、夫はロースクール志望でもなく

はじめて見る問題ばかりであるのに、である。

 

たまらなくなった私は、ていや!と鉛筆を投げ捨てて、

一目散に お手洗いに駆け込み鍵をかけた。

悔しさのあまり 立てこもる 私。

ごめんよ…と謝りながら戸を叩く夫。

ナニコレ。

今となっては 良き笑い話だけれど、

当時の自分にとっては これは大問題であった。

 

この大問題について、自分なりの解決を迎えたのは

この立てこもり事件から もうすこし先のこととなる。

 

それは…中学受験塾の講師となり

受験をするために学ぶ 小学生たちの

「頭の使い方」をはじめて目の当たりにしたときだった。

自分がうまくいかなかった理由のひとつは

これだったのか、と ようやく気づいた。

ちなみに、自分は中学受験は未経験である。

小学生時代はバッタととんぼを捕まえていたら終わってしまった。

夫は嫌々ながらも中学受験を経験している。

小学四年生からずっと塾と家庭教師と個別指導を受けていたそうだ。

 

中学受験をする小学生は

未知数(XやY)を使わず、方程式を使わず、

つるかめ算や和差算など特殊算を駆使して

知りたい数を導き出さなければならない。

便利な道具を使わずに 限られたものだけを

うまく使い目的を達成しようとする過程で、

必然的に 論理的思考力、処理能力が磨かれるのである。

 

そうか。夫と自分とでは、

そもそものスタート地点から差が存在していたのだ。

大学生のその時点で、

夫が持っていた能力(論理的思考力や処理能力)と、

自分が持っている能力のベースに差がある自覚もなしに、

頑張っているのに自分は報われない。

どうしてなにも勉強していないひとに負けるのか。

と、嘆いていたわけである。

 

この自覚なしに自分の勉強法を

だれか上手くいっているひとのものを

そのまま借りることで済ましてしまい、

自分は大失敗をした。

 

まずは、自分自身の中を良く観察してみること。

《自分が既に持っている能力は何か。》をよく自覚し、

《目指す試験で求められている能力は何か。》をよく知り、

両者の間の「差を埋める」ために必要と思われることを

実行して修正していくうちに

自分専用の勉強法のメニューが出来上がっていくのである。

 

そして この、「差を埋める」工程には、

スーパーマリオのスター

(ものすごく速く走ることができて、誰でも簡単にすぐにゴールに近づけるもの)は 

無い、と自分は思っている。

それはロースクールで多くの方々の

勉強内容やその答案やレポートを観察していて

誰一人 同じ勉強法のひとがいなかったからである。

けれども、合格した方々のレポートなどを見比べてみると

書いていることには共通点が多いのである。

 

つまりは、どんな勉強法であれ、それが

自分自身が現時点でもっているもの

(早いひとは小学生時代から積み重ねてきたこと。

育った環境で自然と習得してきた得意なこと。)

を正確に認識して、

一方で

通過したい試験が受験者に要求している能力を把握して、

その間を縮めていくという趣旨で行われていれば、

誰もが皆、いつかは同じ場所に辿り着く、

ということなのだと思う。

 

 

早く受かる良い勉強法はないかしら、

ちゃっとワープできるうまい方法はないかしら、

とあれこれ探し出してしまうときは、

今ここにいる自分のなかを良く探してみる。

これは すこし焦りはじめた 自分への戒めである。

 

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あせらない、あせらない…

ひとやすみ、ひとやすみ…  

 

 

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