まえをむいて。

2009年にロースクール卒業。 司法試験受験回数0回。 平日は4歳と8歳の子育てをする主婦、 週末は仕事、をしつつ、 予備試験・司法試験合格を目指しています。 いまから、ここから、はじめます。 まえをむいて。

追い詰められた場所から…

 

お店から商品をこっそりとってしまったひとの

話をテレビで放送していて、

そのひとは そうせざるを得ないくらい

心身ともに かなり追い詰められた状況であったことが

再現VTRで説明されているのを偶然観た長女が、

「なんでこのひとだけが悪いの?

ここまで追い詰めたひとも同じくらい悪いよね?」

と問うてきた。

 

そのときはもう 夜もおそく

眠る時間をとうに過ぎていたため、

「そのとおりだね…

でも、そこまでの状況に追い込まれてしまったとしても

そのひとは お店から物をとらない選択もできたわけだから。

やっぱり、そっちの良くないほうを選択して

実行に移してしまった以上、

そのひとの責任である、

ということに なってしまうのかしらね。」

と答えた。

 

「ふぅーん…そうなんだ…。」

とつぶやいてから

すやすや眠ってしまった長女の横顔を眺めながら、

「はて?ほんとうに そうなのかしら。」

と 自らに問い直した。

 

刑法の考え方とか、

法律論はいったん箱につめて封をして

ちょいと横に置いておくことにして…

 

「いくら追い詰められていたとしても

それをしない選択もできたはず!」なんて

簡単に言い切れる場面ばかりではないよなぁと思う。

 

追い詰められてしまった方に対して…

そのひとを責めたり反省を促すことで

貫くことができる正義があるのなら、

窮地に向かう そのひとを 見つけだし 連れ戻すことで

叶えることのできる正義もあるはずである。

 

事後的な処置である前者より

事前に対応する後者のほうが、

結果的に 傷つくひとの数は 少ないと思うのだけれど…

どちらかと問われたら

自分は後者に力を入れて動いていきたいなぁと思う。

それに後者なら どこにいてもいまここで

できる働きかけがあるとも思うのである。

 

自分自身、

たくさんの方々の そのような働きかけにより

度々 追い詰められた状況から

すっと引き戻していただいてきた自覚がある。

 

学生時代 睡眠時間を削り

必死になって勉強しても成果が思うように出ず

焦燥感と将来への不安で

もう消えて無くなってしまいたいと思い詰めていたとき、

「あなたがいつも頑張っているのを見て

ひそかに元気をもらっているんだよね。」と

友達が何気なく伝えてくれた言葉で

気持ちを明るい方に向き直させることができた。

 

ロースクール時代。

父と法曹への希望を同時に失い、

精神的に限界になり 夜中に突然泣き叫びながら

ベランダに飛び出してしまい

自分の身に危険が迫っていると はじめて自覚した

次の日の学校で、偶然…

「あなたは ほんとうによく頑張っているよ。

もうじゅうぶんがんばった。やすんでいいんだよ。

また そのうち元気になるから、

そのときどうするか考えたって まだまだ間に合うんだから。」と

突然 声をかけてくださった方がいた。

神様からなのか、空にいる父からなのか、わからないけれど…

その方が偶然伝えてくださった言葉が  

天からの言葉のように感じられて、

追い詰められて佇んでいた 崖から 一歩 二歩と

意思を持って引き返すことができた。

 

 

産後長引いた体調不良に加えて

次女を連れての 連日の長女の送り迎えで

心身ともに疲弊していたとき、バス停で

長女と次女ふたりが同時にぐずってしまい

自分も泣き出してしまいたい気持ちになるほど 

追い詰められてしまったことがあった。

すると、

通りがかりの女性の方が ふいに側にいらっしゃり

こどもと自分に 寄り添うように 腰をかがめて、 

長女と次女に 可愛らしいキャラクターの絆創膏を

一枚ずつ差し出し プレゼントしてくださった。

そして自分には、

「お母さん。上手に子育てをしていらっしゃいますね。

感心 感心。素晴らしいですよ。」

と、背中をさすりながら伝えてくださった。

張り詰めていた心の糸がゆるりとほどけて

湧き出てくる涙をこらえて お礼をつたえながら、

自分はいまここで救われたなぁ…と心底感じた。

 

 

自分と偶然にも関わりを持つことになったひと。

自分が関わることが出来る距離にいるひと。

 

手を広げてくるっと回転したら 手が当たる

自分の周りにいるひとに対して、

押し付けがましくなく

拒否されることを怖がることなく

おおらかな気持ちで  柔らかい言葉を送り

あたたかな眼差しで見守るひとでありたいと思う。

 

そして、自分が得てきた知識や資格を使って、

自分の手をより長く 大きく成長させていき

ぐるっと回転したら 当たる範囲を広げていくことができたなら、

これまで勉強してきたかいがあるってもんだなぁ、と思う。

 

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きょうから次女も幼稚園である。

与えられた貴重で有難い時間を大切にしたい。

集中して勉強を進めていく。

 

 

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